ルーマニア新興企業クラスターパワー、Q1にデータセンター第1号稼働へ

●HSDCの投資額は約3,600万ユーロ

●2025年までに全5棟が稼働する予定

クラウドサービスを提供するルーマニアの新興企業クラスターパワーが、1億7,200万レウ(3,600万ユーロ)を投じて同国南部のクラヨバ近郊のミシュキに南東欧最大規模のハイパースケールデータセンター(HSDC)を整備中だ。投資資金のうち8,200万レウを政府助成でまかなう。今年3月末までに最初のデータセンターが、25年中に5棟すべてが稼働する予定だ。

HSDCの敷地面積は2万6,000平方メートル。データセンター5棟が始動すると規模は200メガワットとなる。冷却熱電併給(CCHP)設備はロールスロイス・エネルギーシステムズが墺クノプフ&ヴァリッシュ(K&W)と提携して納入する。同設備でHSDCのエネルギー需要をすべて供給できるという。

(1RON=26.40JPY)

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