●X線がもれる部分をシールドし、スタッフへのばく露を防ぐ
●同装置のEUでの導入は初めて
イスラエルの医療機器メーカー、ラディアクション(Radiaction)・メディカルは2月23日、ポーランドの病院と提携し、自社の放射線防護装置を実際の治療現場に投入したと発表した。同装置の欧州連合(EU)での導入は初めて。現場での稼働を通じて、医療従事者の被ばく量などのデータを収集するとともに、改良のヒントを得る。
ラディアクションが提携するのはワルシャワの北東120キロほどに位置するオストロウェンカのマゾヴィエツキ病院。被ばくリスクの比較的高い心臓カテーテル科に設置した。
同社の防護装置は全自動式。X線が外部にもれる部分をシールドすることで、治療に携わる医師や看護師など医療スタッフへのばく露を防ぐ。