●政府は今年、自動車販売促進に207億ルーブルを支出する意向
●新車販売数は3月62.9%、4月78.5%、5月83.5%、それぞれ減少
ロシアのプーチン大統領は16日、政府に対し、国内自動車産業の追加支援策を8月末までにまとめるよう指示した。ウクライナ侵攻以降、自動車販売が激減しているためだ。
インタファクス通信によると、デニス・マントゥロフ通産相は今年、政府が自動車販売促進に207億ルーブル(3億7,700万米ドル)を支出する意向であると話した。このうち102億ルーブルは自動車ローン支援に、残りはリース料の優遇と、電動車・ガソリン車の購入助成に支出するという。
ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)によると、ロシアの新車販売台数(乗用車・小型乗用車)は3月に前年同月比62.9%、4月に78.5%、5月に83.5%、それぞれ減少した。
ロシアの情報サイトAK&Mがロシア金融情報オフィス(NBKI)の情報として伝えたところによると、5月の自動車ローンの新規契約額(中古車を含む)は、前年同月比で66.7%縮小している。(1RUB=2.28JPY)