●同社は車載ソフト開発向けにAIソリューションを提供
●これまでにポルシェやLG、豊田通商なども投資
イスラエルのスタートアップ企業、オーロラ・ラボ(Aurora Labs)は7日、シリーズCの投資ラウンドで6,300万ドルを調達したと発表した。今回はムーア(Moore)ストラテジックベンチャーズを中心に、イスラエルの自動車輸入販売会社コルモビル・コープ(Colmobil Corp)と、シリーズBで投資済みのポルシェ・オートモビルホールディングが参加した。これまでの総調達額は約1億ドルに上る。
オーロラ・ラボは2016年の設立で、自動車用ソフトウエア開発向けに人工知能(AI)を使ったソリューションを自動車メーカーやティア1サプライヤーなどに提供している。同ソリューションを使うことで、ソフトの開発、認証、診断や無線通信(OTA)アップデートが可能になる。特にソフト開発チームは開発やテスト、継続的な認証、OTAアップデートなどのプロセスの合理化を楽に行える。また、障害やサイバー攻撃からソフトを保護し、デバイスの寿命延長につながる機能を増やしてユーザー体験を高めることができる。
これまでにポルシェ・オートモビルのほか、LGテクノロジーズ、豊田通商、米ULベンチャーズ、イスラエルのミズマー(MizMaa)ベンチャーズなどが同社に投資している。