バス製造大手ソラリス、スペインに電気バス供給

●「ウルビーノ12」4台と充電インフラを23年5月末までに納品

●ソラリスはスペインの約30都市に電気バスを供給

ポーランドのバス製造大手ソラリスは19日、スペインの首都マドリードの公共交通会社EMTブエンラブラダと、電気バス「ウルビーノ(Urbino)12」4台と充電インフラの供給契約を交わした。受注額は200万ユーロ超で、2023年5月末までに納品する予定だ。

「ウルビーノ12」は240キロワットの駆動モーターと容量400キロワット時を超える高性能バッテリーを搭載する。全長12メートルで乗客輸送能力は21座席を含め70人超。運転支援システムとして、監視カメラで死角の障害物を迅速に認知するイスラエル・モービルアイ社の死角監視・警告システム「モービルアイ・シールドプラス(Mobileye Shield+)」を搭載する。

ソラリスは欧州の電気・燃料電池バス市場の最大手。昨年の同販売台数は1,492 台で、欧州市場シェア15.1%を確保した。スペインには2010年に事業進出し、これまでに500台超を納車したが、その4分の3がゼロ排出・低排出バスだった。電気バスは約30都市に供給している。

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