露アフトワズ、「ラーダ」にBEVモデルを導入

●乗用車2タイプとバンの計3タイプを計画

●来年に量産開始、将来的に年数万台規模を生産

ロシア自動車メーカーのアフトワズは4日、乗用車ブランド「ラーダ」の「ラルグス」Largus)」に完全電動車(BEV)モデル「eラルグス」を導入すると発表した。イジェフスク工場で年内に生産ラインを立ち上げ、来年、量産を開始する予定だ。将来的に数万台規模の年産台数を目指す。

「eラルグス」は航続距離が350~400キロメートル、5および7シート仕様の乗用車と、同250キロメートルで最大積載量が800キロのバンの3タイプを計画する。駆動バッテリーは最終決定に至っていないが、サプライヤーは三元系(NMC)あるいはリチウムイオン電池を検討しているという。

「ラルグス」はアフトワズとルノー日産アライアンスの共同開発モデルで、ルノーのルーマニア子会社ダチアの「ロガンMCV」がベースになっている。ルノーのアフトワズ出資撤退後、トリヤッチ工場では6月に操業を再開した。「ラルグス」は限定生産とし、在庫部品を使い最低1,800台を組み立てるという。標準生産の再開時期は現時点で未定。

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