●部品修理拠点を拡大する戦略の一環
●新工場は年間40万時間の整備が可能
航空機エンジン大手の独MTUエアロ・エンジンズは7日、セルビアのベオグラード空港に隣接するノヴァ・パゾワにエンジン整備工場を開設した。部品修理拠点を拡大する戦略の一環だ。総投資額は1億ユーロ強。当初は400人強を雇用する。
新工場の面積は3万7,000平方メートルで、年間40万時間の整備が可能。設備テストを経て、12月に稼働する。運営は完全子会社のMTUメンテナンス・セルビアが担当する。
MTUは2020年11月、フラッグキャリアのセルビア航空から、同社も開発に参加したターボファンエンジン「V2500」のMRO(保守・修理・オーバーホール)業務を受注した。契約期間は6年で、エアバス「A319」、「A320」などのエンジン監視や交換サービスを提供している。