●新工場の施設面積は3万3,000平方メートル、新規雇用は589人
●ZFの電動パワートレイン部門にとり初の排出ゼロ工場となる
独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンはこのほど、セルビア北部パンチェボの電動車用部品工場で第2工場を着工した。2023年年央に完成予定で、第1工場と同様、電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)向けに駆動部品を生産する。
新工場の施設面積は3万3,000平方メートル、新規雇用は589人。ZFの電動パワートレイン部門にとり初めてのゼロエミッション(排出ゼロ)工場となる。投資額は2億3,000万ユーロで、政府から4,280万ユーロの助成のほか、工場用地の無償供与を受けた。
パンチェボ工場はベオグラードの北東14キロメートルに位置する。2019年6月に稼働を開始した第1工場は面積5万8,000平方メートルで、従業員は1,000人以上。研究開発(R&D)センターを併設している。
ZFは中東欧ではセルビアのほか、ポーランド、スロバキア、チェコ、ハンガリー、ルーマニア、ウクライナ、トルコに拠点を持つ。ロシア事業は今年3月以来停止している。