●大型SUV「L7」を520万ルーブルで販売
●自動車市場における中国車のシェアは昨年、37%に急拡大
中国の新興電動車(EV)メーカー、理想汽車(リ・オート)がロシア市場に進出した。プラグインハイブリッド車(PHV)の大型SUVモデル「L7」を520万ルーブル(約6万1,000ルーブル)で販売している。「L7」は理想汽車のフラッグシップモデルで、独自の自動運転システム「Li AD」を搭載する。
ロシア調査会社「Autostat info」によると、同国の自動車市場における中国ブランドのシェアは2022年に前年の9%から37%に急拡大した。現在、約12万2,000台の中国車が登録されている。
「L7」は全輪駆動の5人乗り。自社開発の1.5リットル4気筒ターボエンジンと、前後の車軸に1基ずつ配置した電気モーターを組み合わせ、最高出力330キロワット(kW)、最大トルク620Nmを引き出す。0~100km/hの加速性能は5.3秒。
搭載するリチウムイオン電池は容量42.8キロワット時(kWh)で、電気駆動のみで210キロメートルを走行できる。電池はサンウォーダ(Sunwoda)および蜂巣能源科技(SVOLT)から調達している。(1RUB=1.69JPY)