2010/4/19

欧州ビジネスウオッチ

仏ルノー、印マヒンドラとの合弁解消

この記事の要約

仏自動車大手ルノーは16日、インドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラと同国で展開していた合弁事業から撤退すると発表した。ルノーはマヒンドラと2007年からルノーの低価格車「ロガン」を生産してきたが、販売不振を受けて合弁を解 […]

仏自動車大手ルノーは16日、インドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラと同国で展開していた合弁事業から撤退すると発表した。ルノーはマヒンドラと2007年からルノーの低価格車「ロガン」を生産してきたが、販売不振を受けて合弁を解消する。

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マヒンドラはルノーが保有する合弁会社の株式49%を取得し、同社を完全子会社とする。今後はルノーから主要部品の提供を受けながら、単独でロガンを生産する。マヒンドラは来年から「ルノー」のロゴを使用できなくなり、18カ月後には車名をロガンから変更しなければならない。

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インドの自動車市場は急成長しているが、ロガンは税制上の不利もあってライバル車より高い価格となっていることなどから販売が不振で、昨年度は60%減少した。

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ルノーはインドで、日産と共同で同社の小型車「マイクラ」を生産する事業を進めているほか、インドの自動二輪大手バジャージ・オート社と共同で低価格車の開発・生産・販売を行うことになっており、今後は両事業を通じてインド事業を推進する。

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