2011/6/27

環境・通信・その他

ネットアクセス法案が蘭下院で可決、スカイプなど追加料金禁止

この記事の要約

オランダ議会第一院は22日、スカイプやインスタントメッセージングなどのサービスの利用について、通信プロバイダーが加入者から追加料金を徴収することを禁じる法案を可決した。上院である第二院で可決されれば、インターネットへの開 […]

オランダ議会第一院は22日、スカイプやインスタントメッセージングなどのサービスの利用について、通信プロバイダーが加入者から追加料金を徴収することを禁じる法案を可決した。上院である第二院で可決されれば、インターネットへの開かれたアクセスと、アクセスにおける公平性の維持を法律で定める世界でも数少ない国のひとつとなる。

\

域内では現在、通信事業者の一部が、スカイプのほかアップル社のアイフォーンを利用したインスタントメッセージング「ワッツアップ」など、特定のIP電話(VoIP)サービスを遮断したり、認める場合には追加料金を徴収したりしている。この法案は、こうした慣行の改善を目指したものだ。

\

また同法案は、ウェブサイトの提供者が消費者の個人的な情報を自動的に収集する機能を制限する規則の強化も盛り込んでいる。たとえばクッキーなどは、ウェブサイトの提供者がウェブブラウザーを通じて、サイト訪問者のインターネット利用や個人的好みに関するデータを自動的に収集しており、こうしたデータは主に、ネット広告の有効化などに利用されている。

\