エボニックのカーボンブラック事業売却を承認

欧州委員会は19日、独化学会社エボニック・インダストリーズのカーボンブラック事業を米投資会社のローヌ・キャピタルとトリトンが買収する計画を承認したと発表した。ローヌ、トリトンはこれまでカーボンブラック事業を手掛けていないことから、競争上の問題はないと判断した。

カーボンブラックは主にタイヤなどゴム製品の補強材として使われる。エボニックは4月、中核である化学品事業に経営資源を集中するため、同部門を約9億ユーロでローヌ、トリトンに売却することで合意していた。