世界貿易機関(WTO)は7月26日、EU域内で生産されるエックス線検査装置に中国が反ダンピング措置を発動したのは不当として、EUが提訴したことを明らかにした。
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中国政府は今年1月、EU製の保安用エックス線検査装置が不当な安値で輸出されているとして、5年間にわたって33.5~71.8%の反ダンピング税を課すことを決定していた。
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EUと中国は、まず当事者間協議を行って話し合いによる解決を目指すが、60日以内に決着しない場合はWTOの紛争処理小委員会(パネル)で本格的に争うことになる。
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