欧州の市民を対象に行われた2つの世論調査の結果、今年11月の米国の大統領選で、現職のオバマ大統領の再選を希望する人が圧倒的多数であることが分かった。野党共和党の候補者であるミット・ロムニー氏については、「よく知らない」および「無回答」がそれぞれ約4割を占めた。
\米国のジャーマン・マーシャル基金（GMF）と英国の世論調査会社YouGovが実施し、12日に公表した調査結果によると、回答者の82％がオバマ氏を支持するとしており、75％が「投票権があれば、オバマ氏に投票する」と答えた。
\一方、ロムニー氏に投票すると答えたのは8％だった。YouGovの調査では、ロムニー氏を「好き」と答えた人は、英仏独の各国で20人に一人にすぎず、英国では47％が、ロムニー氏が勝てば「国民の対米感情に悪影響を与える」と回答、「改善させる」と答えたのは3％にすぎなかった。
\調査はGMFが欧州15カ国の15,000人、YouGovが欧州のほか中東、北アフリカ、パキスタン、中国を含めた12,000人を対象に実施した。
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