2013/12/9

総合 –EUウオッチャー

ユーロ圏の輸出伸び悩み、7-9月期は0.2%増

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが4日発表した2013年7-9月期の域内総生産(GDP)統計の詳細で、ユーロ圏では輸出の伸び悩みによって経済成長率が小幅の伸びにとどまったことが明らかになった(表参照)。\ 同統計によると、ユーロ […]

EU統計局ユーロスタットが4日発表した2013年7-9月期の域内総生産(GDP)統計の詳細で、ユーロ圏では輸出の伸び悩みによって経済成長率が小幅の伸びにとどまったことが明らかになった(表参照)。

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同統計によると、ユーロ圏のGDPは前期比0.1%増、前年同期比0.4%減で、11月発表の速報値と変わらず。EU28カ国ベースのGDPも速報値と同じ前期比0.2%増、前年同期比0.1%増だった。

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ユーロ圏のGDPを分野別にみると、輸出は前期比0.2%増となり、上げ幅が前期の2.1%から大きく縮小した。個人消費の上昇率も0.1%と、前期の0.2%を下回った。設備投資の上昇率は0.2%から0.4%に拡大した。

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業種別の伸び率は、鉱工業が前期の0.5%から0%に後退。特に製造業は0.2%のマイナスとなった。建設業は横ばいだったが、前期のマイナス0.4%から改善した。

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