ブルガリアのパルバノフ大統領は14日、同国を公式訪問した中国の汪洋・共産党中央政治局委員、広東省党委員会書記と会談し、経済協力の強化や貿易・投資の促進で合意した。
\パルバノフ大統領は、「ブルガリアは欧州連合(EU)で最も税率が低く、高いスキルを持った人材が豊富であるなどビジネス環境が整っている。中国企業による積極的な投資を期待する」と述べた。これに対し汪洋委員は、「ブルガリアはビジネスパートナーとして大きな可能性を持っている」と同国への投資に前向きな姿勢を示した。
\ブルガリアと中国の経済関係は近年活発化している。アンゲロフ経済副大臣は先ごろ、ソフィア近郊ボジュリシュテに設立する工業団地を運営する合弁会社の設立で浙江省と合意した。また、中国の長城汽車はブルガリア北西部のロヴェチにあるリテックス・モーターズの工場で、2011年から自社ブランド車の合弁生産をスタートさせる。およそ8,000万ユーロを投資し、SUV、ピックアップ、乗用車2種を年間5万台生産する計画だ。
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