中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2010/9/22

ロシア

自動車関連メーカー、ロシア生産を強化

この記事の要約

自動車関連メーカーがロシアでの生産強化に動いている。カナダの部品大手マグナと韓国・現代自動車が21日、サンクト・ペテルブルク工場の操業を開始したほか、PSAと三菱のカルーガ合弁工場では新たに3車種の生産態勢に入った。ロシ […]

自動車関連メーカーがロシアでの生産強化に動いている。カナダの部品大手マグナと韓国・現代自動車が21日、サンクト・ペテルブルク工場の操業を開始したほか、PSAと三菱のカルーガ合弁工場では新たに3車種の生産態勢に入った。ロシア市場の回復を商機に、各社の事業拡大に拍車がかかってきた。

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マグナはサンクト・ペテルブルク郊外のシュシャリに純正部品工場を新設した。従来10月21日の稼働を予定していたが、供給先である現代自動車工場の操業開始に合わせて1カ月前倒ししたもようだ。

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現代自動車もサンクト・ペテルブルク郊外のカーメンカ工場が稼働した。排気量1.4リットルと1.6リットルの乗用車を生産する。来年1月に量産体制に入り、初年度は10万台を出荷する計画。最終的には年産台数を15万台に引き上げる。

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三菱自動車は17日、モスクワの南西180キロに位置するカルーガの合弁工場ピーシーエムエー・ルスで、新たに三菱のSUV「アウトランダー」、プジョー「4007」、シトロエン「Cクロッサー」の生産を開始したと発表した。同工場は今年4月に稼働し、年末までに2万5,000台を生産する予定。来年から本格生産に移行し、フル稼働時には年12万5,000台を出荷する計画だ。

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