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2010/7/14

ポーランド

ポーランド6月新車販売、前月比10%増

この記事の要約

ポーランドの自動車市場調査会社Samarが7日発表した2010年6月の新車販売台数は2万8,224台で、前月を10%上回った。法人向けライトバン販売が好調だった。前年同月比では5.1%増だった。\ 現行の税制によると、法 […]

ポーランドの自動車市場調査会社Samarが7日発表した2010年6月の新車販売台数は2万8,224台で、前月を10%上回った。法人向けライトバン販売が好調だった。前年同月比では5.1%増だった。

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現行の税制によると、法人がライトバンに該当する車種を事業目的で購入した場合、付加価値税(22%)を還付請求できる。だが、財務省が財政改善のため同措置を来年から廃止する考えを明らかにしており、年内の購入を急ぐ動きが進んでいるもようだ。Samarでは、新車販売数は増加傾向にあるものの、短期的な景気見通しに不透明感があることや通貨ズロチが対ユーロで下落していることを挙げ、今後の市場展開を楽観視できないと指摘する。

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1-6月の累計は15万8,300台。前年同期比6.3%減だったが、1-5月の8.4%減より減少幅は狭まった。ブランド別販売ランキングは、首位のシュコダが1万8,245台(前年同期比5.5%減)で、フィアット1万3,376台(24.3%減)、フォルクスワーゲン1万2,515台(11.2%減)、フォード1万2,443台(7.0%減)、トヨタ1万2,252台(22.2%減)と続いた。

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