ロシア連邦統計局が7日発表した2010年4-6月期の消費者信頼感指数はマイナス7と、前年同期から3ポイント上昇し、08年7-9月期以来の水準に改善した。今後12カ月間の資金調達に関する期待指数がリーマンショック以降で初めてプラスに転じたほか、貯蓄や購買意欲も1-3月期と比べ改善した。
\ロシアの6月の国内総生産(GDP)は、前年同月比で2.4%増となり、08年11月以来で最も高い伸びを示した。6月のインフレ率は前月から0.2ポイント低下し5.8%だった。
\中央銀行は先月、景気の回復基調が強まり、再びインフレが上昇する気配を見せているとして、主要政策金利の据え置きを決定。昨年4月以来の利下げサイクルにひとまず終止符を打った。米金融大手ゴールドマンサックスの主席グローバルエコノミスト、オニール氏は、ロシアの経済成長率は7%に達し、政府予測の4%を上回るとの見通しを示している。
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