中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2010/7/14

ロシア

ロスナノ、新薬開発を支援

この記事の要約

ナノテクノジー振興を支援するロシアの国策企業ロスナノの監査役会はこのほど、革新的医薬品の開発プロジェクトへの出資を承認した。ハイテク・インキュベーターのChemRarと合弁会社を設立し、がんや後天性免疫不全症候群(エイズ […]

ナノテクノジー振興を支援するロシアの国策企業ロスナノの監査役会はこのほど、革新的医薬品の開発プロジェクトへの出資を承認した。ハイテク・インキュベーターのChemRarと合弁会社を設立し、がんや後天性免疫不全症候群(エイズ)などの特効薬を開発する。

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ロスナノによると、合弁会社は膵(すい)がんやエイズ、C型肝炎の治療薬など5種類の新薬を開発、2013~16年の上市を目指す。プロジェクト規模は51億ルーブルで、ロスナノはうち12億ルーブル、名前が公表されていない共同出資者が13億5,000万ルーブルをそれぞれ出資する。事業収入は2015年に11億ルーブルを見込み、17~19年には25億~45億ルーブルに拡大する可能性があるという。

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ロシア政府は医薬品の輸入依存から脱却するため、2020年までに最低でも200種の医薬品を国内で生産する体制を整えることを目標に掲げている。(1RUB=2.9JPY)

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