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2010/8/25

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

独系SRS、ブルガリアで風力発電所を開発

この記事の要約

省エネ・環境事業を手がけるドイツ・ブルガリア資本のSRS-Bulgaria EOODが、ブルガリアで風力発電所を建設する。設置するのは、同国北東部ゲネラル・トシェヴォの東方約20キロに位置するスパソボで、投資規模は4億8 […]

省エネ・環境事業を手がけるドイツ・ブルガリア資本のSRS-Bulgaria EOODが、ブルガリアで風力発電所を建設する。設置するのは、同国北東部ゲネラル・トシェヴォの東方約20キロに位置するスパソボで、投資規模は4億8,370万レフ。発電タービン60基を設置し、2011年の完成を目指す。総出力は150~180メガワット(MW)に上る見通しだ。現地日刊紙『Dnevnik』が報じた。

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ブルガリアの風力発電市場には今年に入りドイツ企業が相次いで進出している。風力発電事業のデベロッパーであるイノベーティブ・ウィンド・コンセプツ(IWC)の同国子会社IVTS Bulgaria VP5は1,100万レフを投じ、北東部クルシャリに発電所を設置する計画。エネルギー取引会社PCC Energie Tradingは、子会社PCC Izvorskoを通じ、黒海北岸のヴァルナの近くで7,820万レフの投資を実施する。

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3社のプロジェクトはいずれもブルガリア投資庁(IBA)から最重要プロジェクトの認定を受けており、建設許可手続きの迅速処理や助成の実施が見込まれる。(1BGN=54.47JPY)

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