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2010/8/25

ロシア

アフトワズ、上期46%増収

この記事の要約

ロシアの自動車大手アフトワズが16日発表した2010年1-6月期決算(国内会計基準ベース)は、売上高が587億6,200万ルーブルで前年同期を46%上回った。3月に導入された新車買い替え奨励措置を追い風に、国内販売が高水 […]

ロシアの自動車大手アフトワズが16日発表した2010年1-6月期決算(国内会計基準ベース)は、売上高が587億6,200万ルーブルで前年同期を46%上回った。3月に導入された新車買い替え奨励措置を追い風に、国内販売が高水準で伸びていることが大幅増収につながった。最終損失は141億ルーブルから6億1,200万ルーブルに改善した。1-3月期の25億8,000万ルーブルの赤字から、4-6月期には19億7,000万ルーブルの黒字に転換した。

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アフトワズの売上の82%を占める自動車販売部門(ラーダブランド)の1-6月期売上高は、前年同期比で44%拡大した。販売台数は前年同期比23%増の22万700台だった。

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購入時に5万ルーブルの助成金が支給される新車買い替え奨励措置が販売をけん引しており、6月単月の販売は前年同月比77%の急増を示した。7月も60%増と大幅に伸びた。

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アフトワズは景気が後退した昨年、販売台数が前年比44%減の34万9,500台に激減した。今年は58万3,000万台の達成を狙う。当初10月までの適用予定だった奨励措置が年末まで延長される見通しとなったため、年内は引き続き販売好調が予想される。(1RUB=2.73JPY)

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