カザフスタンの非鉄金属最大手カザフムィスが8月26日発表した2010年上半期の純利益は5億7,400万米ドルとなり、前年同期から11.2%増加した。売上高は36%増の15億2,200万ドル。価格上昇が追い風となった。同社は1株当たり6ドルの中間配当を実施する方針だ。
\営業利益(EBITDA)は79.9%増の8億400万ドルに急増した。営業コストは7億1,800万ドルと6.2%増加したものの、予想以下の水準にとどまった。コスト管理の成功に加え、インフレや為替変動による影響が小さかったこともプラスに働いた。ただ、今後はディーゼル価格上昇などで増加する見通し。
\主力の銅カソードの生産量は1,620万トンに微増した。銅事業の売上高は36.4%増の15億600万ドル。銅の平均販売価格が前年同期比で73%も上昇したことがけん引した。
\電力事業のカザフムィス・パワーの発電量は46%増の5,373ギガワット時に急増した。電力料金も60.5%上昇し、事業売上高は63.5%増の1億3,900万ドルに躍進した。
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