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2010/9/8

ポーランド

IT大手アセコ、イスラエル競合を買収

この記事の要約

中欧IT最大手であるポーランドのアセコが、イスラエルの競合企業フォーミュラ・システムズを買収する。国外事業を強化する戦略の一環で、同社のノウハウを獲得し、米国市場進出の足がかりとする狙いだ。\ イスラエルのソフト開発会社 […]

中欧IT最大手であるポーランドのアセコが、イスラエルの競合企業フォーミュラ・システムズを買収する。国外事業を強化する戦略の一環で、同社のノウハウを獲得し、米国市場進出の足がかりとする狙いだ。

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イスラエルのソフト開発会社エンブレーズとフォーミュラ会社役員から、株式51.2%を1億4,520万米ドルで取得する。取引は現金で行う。自己資金と従来からの融資枠でまかない、新たな融資は受けないという。アセコによると、フォーミュラの2010年上半期売上高は2億6,260万ドル、純益は860万ドル。アセコは同期、売上高で14億5,000万ズロチ(4億7,400万ドル)、純利益で2億540万ズロチを計上した。買収により、売上高はおよそ50%増加することになる。

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アセコは主にソフトウエアソリューションの開発・導入事業を手がける。顧客には銀行や保険会社、公共機関などがある。

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フォーミュラは米ナスダックに上場するITソリューション・サービス会社だ。米国を含め世界50カ国で事業を展開する。

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