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2010/9/8

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

キムインポルト、上期利益3%増

この記事の要約

さまざまな産業分野で手広く事業を展開するブルガリアのキムインポルトがこのほど発表した2010年1-6月期決算は、売上高が28億7,500万レフで前年同期比19.5%の大幅な減収となった。一方、20%に上るコスト削減を達成 […]

さまざまな産業分野で手広く事業を展開するブルガリアのキムインポルトがこのほど発表した2010年1-6月期決算は、売上高が28億7,500万レフで前年同期比19.5%の大幅な減収となった。一方、20%に上るコスト削減を達成し、純利益で3%増の7,640万レフを確保した。

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売上後退の主因は非金融部門で、特に運輸事業のブルガリア・エビエーション・グループ(BAG)は、傘下のブルガリア航空、ヘムスエア、ヘリコプター救援事業エアバンの不振で14%の減収となった。一方、金融部門は、保険のArmeec、銀行のCentral Cooperative Bankなどがけん引して増収だった。

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キムインポルトは国営化学製品輸出入会社を前身とする。1990年に株式会社化し、97年に持ち株会社として事業を再編した。2000年以降、新しい事業分野への進出を加速させ、金融、交通分野のほか石油・ガス採掘、石油製造・販売、化学製品・肥料の販売、不動産など広範に事業展開する。

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現地日刊紙『Dnevnik(オンライン版)』によると、今年初めて優先株に対して配当を行う計画で、昨年の利益余剰金から960万レフを充てる計画だ。(1BGN=54.6JPY)

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