外国企業によるセルビア投資が加速している。ドイツのゴム成形部品メーカーのE.F.Mは8日、北東部のズレンヤニンに新設されたユゴイストク(Jugoistok)工業団地内に工場を建設すると発表した。敷地面積は6,500平方メートルで、80人を雇用する予定だ。
\ドイツの接合部品メーカーであるノルマは、セルビア北部に位置するスボティツァに生産拠点を設ける。工場面積は1万2,400平方メートルで、11月着工、来年7月稼働の見通し。2013年までに327人を雇用する。雇用創出1人当たり5,000ユーロの政府補助金が交付される。総投資規模は1,120万ユーロ。
\同社は冷却システムや吸気系部品のメーカーで、フォルクスワーゲンやアウディなどと取引がある。中東欧ではポーランドとチェコで生産している。
\スロベニアの自動車電子部品メーカーErlad WSは南部のヴラソティンツェ工場に100万ユーロ強を追加投資する。来年末までに工場を拡張し、新しい生産設備を設置する計画だ。これにより、従業員数は現在の300人から350人に増加する。雇用創出1人当たり7,000ユーロの補助を受ける。
\同じくヴラソティンツェでは、イタリアの繊維・衣料メーカーのフィオレンティーノも既存工場の生産能力を強化する。74万ユーロを投じて来年3月までに設備を近代化し、50人を新規採用する計画。やはり雇用創出1人当たり5,000ユーロの補助金交付が決まっている。
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