欧州ビジネス協会(AEB)によると、ロシアの2010年9月の乗用車・軽商用車の新車販売は18万5,953台となり、前年同月に比べ55%増加した。1~9月の累計は前年同期比18%増の132万1,027台となった。AEB自動車製造部会のトーマス会長は、累計実績の伸び率が8月の14%から18%に改善しており、2010年末に向けて販売好調が続くとの見通しを示した。
\9月の販売好調には、政府による新車買い替え奨励金制度や資金調達が容易になったことが寄与した。8月末から9月にかけてモスクワ国際モーターショーが開催され、新モデルが発売されたことで消費者の購買意欲が高まったことも背景にある。
\9月のブランド別販売実績は、国内自動車最大手アフトワズのブランド「ラーダ」が前年同月比78%増の5万72台に急伸し、首位となった。以下、シボレー(1万639台、44%増)、起亜(1万507台、65%増)、フォード(9,335台、61%増)、日産(9,287台、110%増)などが続いた。
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