ドイツの化学・日用品メーカー、ヘンケルの中東欧部門であるヘンケル・セントラル・イースタン・ユーロップ(ヘンケルCEE)は10月26日、ハンガリーに接着剤工場を新設すると発表した。中東欧地域の顧客企業への供給能力を強化するのが狙い。
\新工場は、中部タタバーニャに1,470万ユーロをかけて建設、物流センターも併設する。従業員数は80人で、2012年に操業を開始する。26日付の国営ハンガリー通信(MTI)によると、タタバーニャ工場には、現在ポーランドと英国、ブダペスト近郊のバーチで行っている接着剤の生産を移管・集約させる方針だ。
\ヘンケルCEEはオーストリアと中東欧31カ国で事業を展開し、従業員は約9,000人。09年の売上高は22億3,000万ユーロだった。接着剤とヘアケア製品、表面技術では同地域でトップシェアを誇る。
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