カザフスタン原子力公社(カザトムプロム)は28日、仏原子力大手アレバと核燃料生産の合弁会社を設立することで正式に合意した。新会社にはカザトムプロムが51%、アレバが49%出資する。カザフ東部ウスチ・カメノゴルスクにあるカザトムプロムのウルバ冶金工場に新生産ラインを建設し、2014年までにアジアの顧客向けに核燃料を年400トン生産する計画だ。29日付『モスクワ・タイムズ』紙が報じた。
\カザトムプロムとアレバは昨年、原子力発電の導入・拡充が進むアジアでの事業拡大を目指し、核燃料の加工・販売を手がける合弁企業IFASTARを設立した。パリに本社を構える同社にはアレバが51%、カザトムプロムが49%出資している。ウルバ冶金工場の新ラインで生産する核燃料はIFASTARで加工され、アジアの顧客に販売される。
\カザフスタンはオーストラリアに次ぐ世界2位のウラン埋蔵量を誇り、生産量ではオーストラリア、中国に次ぐ3位につけている。
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