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2010/11/10

ロシア

モスクワ市役所で時差出勤・渋滞対策で

この記事の要約

モスクワ市役所で、1日から市役所職員の出勤時間が1時間早まり8時となった。セルゲイ・ソビャニン市長が、深刻化する渋滞対策の一環として指示したもの。\ モスクワは、8月に発行された米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」で、北 […]

モスクワ市役所で、1日から市役所職員の出勤時間が1時間早まり8時となった。セルゲイ・ソビャニン市長が、深刻化する渋滞対策の一環として指示したもの。

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モスクワは、8月に発行された米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」で、北京(中国)、メキシコシティ(メキシコ)、ラゴス(ナイジェリア)、サンパウロ(ブラジル)と並び世界で最も交通渋滞が深刻な都市に挙げられた。交通渋滞による経済損失は年間400億ルーブル(13億米ドル)に上ると言われており、ルシコフ前市長の解任理由の一つとなった。

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先月21日にルシコフ氏の後任として就任したソビャニン市長は、渋滞問題の解決を最優先課題の一つに掲げており、市中心部のKhitorosvskaya広場に地下駐車場を建設するため、同広場に計画されていたオフィスビルの建設計画を中止するよう命じた。

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