ドイツの自動車部品メーカー、キルヒホフがハンガリー生産を強化する。1,000万ユーロを投じて、エステルゴム工場に製造ライン2本を新設する。
\溶接工場を3,000平方メートル、プレス工場を2,500平方メートル、オフィスを200平方メートル、それぞれ拡張する。来月に着工、来年9月に完工の予定だ。エンジニアと熟練労働者を中心に60人を新たに採用する。
\ハンガリー子会社は、これまでのスズキに加え、12年からプジョー・シトロエンのスロバキア及びフランス工場、フォルクスワーゲンのブラチスラバ工場、フォードのルーマニア工場、シュコダのムラダー・ボレスラフ工場へ出荷を開始する。ハンガリー国内にあるダイムラーのケチュケメート工場と、オペルのセントゴットハールド工場にも製品を納入する。
\キルヒホフのハンガリー子会社は2004年に設立された。09年は売上高で2,200万ユーロ、利益で150万ユーロ弱を計上した。今年は売上高が2,700万ユーロに拡大する一方で、利益が縮小する見通しだ。キルヒホフグループは世界で4,400人を雇用し、年商規模6億7,000万ユーロを誇る。
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