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2010/12/22

ポーランド

仏EDF、エネア買収で独占交渉権を獲得

この記事の要約

仏電力公社EDFはポーランドの国営電力会社エネアの株式買収に関し、同国政府から独占交渉権を獲得した。交渉期限は明らかにされていないが、政府は来年3月末までに保有するエネア株式60.43%のうち51%を売却することを計画し […]

仏電力公社EDFはポーランドの国営電力会社エネアの株式買収に関し、同国政府から独占交渉権を獲得した。交渉期限は明らかにされていないが、政府は来年3月末までに保有するエネア株式60.43%のうち51%を売却することを計画している。同国の国有財産省が15日発表した。

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ポーランド政府はエネア株売却について、10月末に同国の実業家ヤン・クルチク氏が率いる投資会社クルチク・ホールディングに独占交渉権を供与した。しかし、先月半ばには これと並行して、他の候補企業との交渉を再開する意向を明らかにしていた。

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政府は赤字削減のため国営企業の民営化を進めており、エネア株売却では、約56億ズロチを調達したい考え。15日のワルシャワ証券取引所の終値で換算すると、株式51%の時価総額は54億4,000万ズロチだった。(1PLN=27.59JPY)

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