中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2010/12/22

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリア企業、来年からEV用エンジンを生産

この記事の要約

ブルガリアの自動車・機械部品メーカーのDynamo-Slivenは16日、風力発電機と、電気自動車(EV)向けエンジンの生産を来年に開始すると発表した。詳細は来年の主要見本市で発表する。\ Dynamo-Slivenは自 […]

ブルガリアの自動車・機械部品メーカーのDynamo-Slivenは16日、風力発電機と、電気自動車(EV)向けエンジンの生産を来年に開始すると発表した。詳細は来年の主要見本市で発表する。

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Dynamo-Slivenは自動車用オルタネーターやジェネレーターを得意とし、製品の多くを米国、ロシア、ウクライナに出荷している。ブルガリアでは電気自動車の生産に向けたプロジェクトが進行中で、今回の生産計画との関連を指摘する声もある。

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中国の自動車メーカーである長城汽車は先月、来年から北部のロヴェチ工場でEVの組立てを開始すると発表した。また、2月には英国のベンチャー投資会社Quorusが、南部のスタラ・ザゴラに設置されるEV工場に1億レフを投資する方針を明らかにしている。

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なお、ブルガリア再生可能エネルギー協会によると、現在、同国に設置済みの風力発電能力は380メガワット。ドイツのシーメンスやデンマークのヴェスタスのタービンが主に採用されているという。(1BGN=56.33JPY)

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