ポーランドの白物家電生産は2011年に2,000万台の大台を突破する見通しだ。現地日刊紙『ジェチポスポリタ』が、国内で操業する大手家電メーカーへの聞き取り調査をもとに報じた。
\2010年1-10月期の白物家電生産は前年同期から13.8%減少。10年通年では10%の減少となったと見られる。今年は各メーカーが生産を拡大する方針を表明しており、業界全体では2けたの伸びが予想される。独ボッシュ・シーメンス・ハウスゲレーテ(BSH)は昨年、ポーランド工場に1億ズロチ(2,600万ユーロ)を投資して生産能力を強化した。今年は生産を10%拡大し、トップシェアを守る考えだ。このほか、地場系FagorMastercook(FMC)が15%増の150万台、地場系Amicaが16.5%増の105万台、伊インデシットが9%増の370万台にそれぞれ生産を拡大すると発表。LG電子は冷蔵庫の生産を12年までに現在の30万台から120万台に引き上げるとしている。
\ジェチポスポリタ紙によると、ポーランドで生産される白物家電は80%が輸出向けとなっている。
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