中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2011/1/26

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニア製薬大手クルカ、10年は6%増収

この記事の要約

スロベニアの後発医薬品メーカー、クルカが20日発表した2010年の連結売上高は前年比6%増の10億1,000万ユーロとなった。中東欧市場での販売が好調で西欧での価格下落を補い、初めて10億ユーロの大台を超えた。増収幅が最 […]

スロベニアの後発医薬品メーカー、クルカが20日発表した2010年の連結売上高は前年比6%増の10億1,000万ユーロとなった。中東欧市場での販売が好調で西欧での価格下落を補い、初めて10億ユーロの大台を超えた。増収幅が最も大きかった国はルーマニア。ロシア事業も引き続き好調だった。

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同社のColaric最高経営責任者(CEO)によると、純利益は当初予想の1億6,500万ユーロをわずかに上回ったもよう。09年は1億7,370万ユーロだった。今年は、売上高10億7,000万ドル、純利益1億6,200万ユーロを見込んでいる。詳細は3月に発表する予定だ。

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中東欧2位の製薬会社であるクルカは07年に独同業TADファーマを買収し西欧市場に進出。2008年には墺同業Alternovaも傘下に収めた。

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