ルーマニアの電子業界企業は、電子書籍端末とタブレット端末の市場が今後数年で急速に成長すると見込んでいる。電子書籍やアプリケーションなどコンテンツの開発が進み、モバイルネットが広がっていくにつれて需要が伸びるとの観測だ。現地紙『ジアルル・フィナンチャル』が業界企業代表を招いて27日実施した公開編集会議で見解が一致した。今年の後半に勢いが増し、クリスマス商戦の12月にピークに達するとしている。
\会議に招かれたのは、情報通信機器販売のeMagとpcfun.ro、地場系の機器メーカーVisual Fan(ブランド名「Allview」)、Televoice(同「Evolio」)の管理職。Visual FanとTelevoiceは、普通のルーマニア人の手の届く価格帯の製品を作ると宣言。アップルのiPadの水準に限りなく近く、コストパフォーマンスの高い「ルーマニア版iPad」の開発に意欲を示した。
\現在、ルーマニアにおける電子書籍端末とタブレット端末の普及台数はそれぞれ1万台と推定されている。よく売れている機種としてはiPadのほか、サムスンのギャラクシータブ、アマゾンのキンドルがある。
\ \■サムスン電子、ポータブルPC市場シェア7%を狙う
\ \サムスン電子は今年、ルーマニアの携帯型PC市場(ノートブックおよびネットブック)で7%のシェア獲得を目指す。一般ユーザーをターゲットにした7機種を発売済みで、価格は2,000レウからとなっている。同社は同国市場が今年10%成長し、45万台が売れると見込んでいる。(1RON=26.36JPY)
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