中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2011/2/2

CIS諸国

ウクライナ政府、重点支援5分野を決定

この記事の要約

ウクライナ政府は、海洋石油ガス開発、航空機製造、金属産業、農業エンジニアリング、先端技術開発の5分野における投資プロジェクトを重点的に支援する方針を決定した。インタファクス通信が1月26日、ミコラ・アザロフ首相の話として […]

ウクライナ政府は、海洋石油ガス開発、航空機製造、金属産業、農業エンジニアリング、先端技術開発の5分野における投資プロジェクトを重点的に支援する方針を決定した。インタファクス通信が1月26日、ミコラ・アザロフ首相の話として報じた。

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海洋資源開発の分野では、海洋の石油ガス田の開発により、103億立方メートルの天然ガスを掘削する計画で、10億フリブナの収入を見込んでいる。航空機製造分野の重要プロジェクトとしては、アントノフの旅客機「An-140」、「An-148」や 航空機用エンジン「AI-28」の量産プロジェクトが挙げられている。このほか、農業エンジニアリング分野では、ユジマシ国営工場におけるトラクター生産整備の更新や、直量の貯蔵・加工コンプレックスの建設が、金属産業分野では、ザポリージャとドネツクにある老朽化した製鉄所の近代化プロジェクトが、先端技術開発の分野では。ハリコフ無線技術アカデミーによる地球測位システム「グロナス」やGPS向けのナビゲーション装置の開発プロジェクトがそれぞれ支援を受けることになっている。(1UAH=10.26JPY)

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