ポーランドのメディア大手TVNが2月22日発表した2010年10-12月期決算は、最終利益が1,580万ズロチと前年同期から93%減少した。広告や有料テレビ放送事業は好調だったものの、コストの増加や特別利益のはく落などが利益を圧迫した。
\売上高は11%増の7億5,350万ズロチに拡大した。うち広告料収入は9%増の4億5,800万ズロチ、衛星放送が28%増の1億6,480万ズロチだった。TVNは10チャンネルの地上波放送局、国内3位の衛星放送局であるNのほか、国内最大のニュースポータルOnet.plを傘下に持つ。
\TVNは今年の事業見通しについて、テレビ放送事業、広告事業ともにプラス成長が見込めるとし、テレビ放送事業については1けた台後半の成長率を見込み、7.2%の市場シェアを維持できるとの見方を示した。また、衛星放送チャンネルNについては、加入者数が昨年末時点の80万5,000人から今年末には90万人に拡大すると予測している。(1PLN=28.51JPY)
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