ポーランドの自動車市場調査機関Samarが17日発表した2月の自動車生産台数は8万1,269台となり、前年同月から2.72%、前月から18.07%、それぞれ増加した。1-2月の累計は15万98台で、このうち乗用車が13万2,000台以上を占めた。
\ \■乗用車は微増、オペルがシェア拡大
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2月の乗用車生産台数は7万1,635台で前年同月実績を1.36%下回った。前月比では18.45%増。1~2月の生産台数に占める輸出の比率は98.83%で、前年同期の97.87%を0.96ポイント拡大した。
\1~2月のブランド別生産台数をみると、フィアットが7万9,600台超で60%以上のシェアを占めた。2位のオペルは3万台以上となり、シェアを7.55ポイント増の22.9%へ拡大した。モデル別では、フィアット「パンダ」が3万8,050台で1位。以下、同社の「500」(2万7,496台)、オペルの新モデル「アストラIV」(2万7,171台)が続いた。
\1~2月の生産台数の増減をみると、フィアットが23.72%減と唯一後退した。オペルは38.91%、フォルクスワーゲン(VW)は42.6%、FSOは38.51%、それぞれ増加した。
\ポーランドの乗用車生産台数(通期)は2008年の86万4,174台から、09年に83万3,314
\台、10年には79万9,255台に低下した。今年は3年ぶりの増加が見込まれている。
\ \■商用車は48.5%増加
\ \2月の商用車生産台数は9,634台となり、前年同月比48.47%、前月比15.36%の大きな伸びを示した。1月からの累計では1万7,985台、輸出比率は97.5%だった。 1~2月のブランド別生産台数は、VWのポズナニ工場が前年同期比17.4%増の1万1,902台、フィアットが280.19%増の6,083台。モデル別ではVW「キャディー」が9,927台でダントツの1位だった。
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