独自動車部品大手ボッシュ・グループは16日、モスクワ郊外でロシア・独立国家共同体（CIS）地域本社の新社屋の建設に着手したと発表した。完成は2013年の予定で、投資額は1億ユーロ強を見込む。
\新社屋は、シェレメチェボ国際空港近郊の経済特区に建設される。6階建てと11階建ての2つのビルから成り、床面積は5万7,000平方メートル。ボッシュのロシア・CIS子会社のレネ・シュレーゲル社長によると、新社屋にはこれまでモスクワ市内に分散していた販売、カスタマーサービス、 自動車・工業技術、消費財・建築技術の各事業部門を統合し、業務の効率化とコスト削減を実現するという。
\新社屋の建設はもともと2009年にスタートする計画だったが、金融危機の影響により着工を延期していた。ボッシュはロシアで約2,000人の従業員を擁し、09年の売上高は5億ユーロだった。
\
