米化学大手のスリーエムは、ロシアへの投資を拡大する。1,500万米ドル以上を投じて新たに2工場を建設するほか、800万ドルをかけて既存工場での産業用マスクの生産能力を強化する。
\スリーエム・ロシアのReza Vaziri社長が22日に明らかにしたところによると、新工場は南東部のサマラとシベリア西部のチュメニに建設する。サマラ工場は高機能添加剤「ガラスバブルス」を、チュメニ工場はハイテク中綿素材「シンサレート」をそれぞれ生産する。また、モスクワ州西部のボロコラムスクにある工場では、産業用特殊マスクの生産能力を拡大する。
\スリーエムは2008年7月にボロコラムスク工場の操業を開始した。同工場は産業用マスクのほか、パイプライン用の錆び止め剤を生産している。Reza Vaziri社長によると、ボロコラムスクに原材料の品質検査などを行う研究所を設立することも計画しているという。
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