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2011/5/25

チェコ・スロバキア

現代自、「ベンガ」の生産を起亜自のスロバキア工場に移管

この記事の要約

韓国の現代自動車は、チェコ工場で行っている傘下の起亜自動車のMPV「ベンガ」の生産を、起亜のスロバキア工場に移管する。一方、起亜がスロバキアで生産している現代のコンパクトSUV「i35」は、現代がチェコ工場で生産すること […]

韓国の現代自動車は、チェコ工場で行っている傘下の起亜自動車のMPV「ベンガ」の生産を、起亜のスロバキア工場に移管する。一方、起亜がスロバキアで生産している現代のコンパクトSUV「i35」は、現代がチェコ工場で生産することになる。

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現代はチェコのノショビツェ工場でベンガとサブコンパクトカー「i20」を、起亜はスロバキアのジリナ工場でi35とスポーツSUV「スポーテージ」をそれぞれ生産している。両社がベンガとi35の生産移管に踏み切る理由としてポーランドの自動車市場調査会社Samarは、コンパクトカーの需要が頭打ちになっている一方で、SUVの販売は今後拡大が見込まれることから、ジリナ工場でSUVの需要に対応し切れなくなり、ノショビツェ工場の生産能力をフル活用できなくなるという事態を回避するためと分析している。

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ノショビツェ工場でのi35とジリナ工場でのベンガの量産は7月1日からスタートする予定だ。

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