チェコのプラハ市が、独エネルギー大手エーオン傘下のガス供給会社Prazska Plynarenskaの買収に意欲を見せている。9日発行の週刊誌『ユーロ』が、市当局関係者の話として報じた。
\『ユーロ』誌によると、プラハ市はエーオンが保有するPrazska Plynarenskaの株式49.35%を取得する考え。取得費用は60億~70億コルナ(2億3,000万~2億7,000万ユーロ)。同市はPrazska Plynarenskaに50%を出資しているため、エーオンの保有株の買収に成功すれば、Prazska Plynarenskaを完全に傘下に収めることになる。
\エーオンはドイツの脱原発政策のあおりで巨額の損失を被る見通しとなっているほかガス事業も不振に陥っており、2013年末までに数十億ユーロ規模の資産を売却する方針を示している。
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