中国の長城汽車は、2月からブルガリアの合弁工場で自社モデルの生産を開始する。長城汽車の現地パートナーであるリテックス・モーターズがこのほど明らかにした。
\リテックス・モーターズの広報担当者、キリル・ゲオルギエフは6日、現地週刊誌『168 Chasa(168時間)』の取材に対し、合弁工場が昨年11月半ばから試運転を開始し、200台を試験生産したことを明らかにしたうえで、「2月に正式オープンする予定だ」と語った。
\リテックスは2009年に長城汽車と合弁生産で合意した。北西部ロヴェチに8,000万ユーロを投資して工場を建設し、長城汽車ブランドのSUVやピックアップ、乗用車を年間5万台生産する。雇用規模は2,000人を見込んでいる。
\ブルガリアでは、90年代に英ローバーが販売不振を理由にダル・グループとの合弁事業から撤退して以来、乗用車の生産は行われていない。リテックスと長城汽車との合弁は、同国の自動車産業の活性化につながるとして期待を集めている。
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