ポーランドの国営電力大手エネルガがワルシャワ証券取引所に上場する可能性が出てきた。ミコワイ・ブザノフスキ財務相は記者会見で、「政府がエネルガの株式を85%保有する理由は見当たらない」と述べ、株式公開による民営化が「最良の選択」であるとの見解を示した。競争・消費者保護庁(SOKiK)が判断を示す3月末まで待てないとし、早い段階で結論を出す意向を示した。
\エネルガは当初、同国の電力大手PGE(ワルシャワ証上場)に売却される予定だった。PGEは2010年9月、エネルガの株式の84.2%を75億3,000万ズロチで買収することになり、同年10月SOKiKに認可を申請したが、2011年1月に却下された。その後、PGE は異議を申し立て、現在SOKiKの判断を待っている。(1PLN=23.49JPY)
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