チェコ銀行協会はこのほど、国内経済は2012年も停滞するとの見通しを示した。主要な貿易相手であるユーロ圏が、債務危機の影響で景気後退が確実視されていることを受けたもので、国内総生産(GDP)伸び率は0.1%にとどまると予想している。
\銀行協会は、景気停滞に伴って低金利が続くことから、法人向け融資は1.5%、個人向け融資は4%の幅で増加するとみている。このほか、インフレ率は付加価値税の引き上げにもかかわらず3%以下にとどまり、失業率は昨年の8.6%から8.9%に上昇するとの見通しも示した。
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