スウェーデンの金融大手SEBは16日に発表したレポートで、リトアニアが国際通貨基金(IMF)から融資を受ける必要があるとの見解を示した。欧州の他の重債務国ほどの規模でないものの、「一時的な特別融資」が必要になると指摘している。
\リトアニアは隣国ラトビアと並んで、景気後退が著しい。昨年12月には国内3位のスノラス銀行が破綻し、政府は顧客預金を保護するため9億4,600万ユーロの公的資金を投入した。ラトビア政府もその子会社であるKrajbankaの顧客保護に2億8,700万ユーロを確保しなければならなかった。両行の破綻による影響で、部分民営化されたラトビアの航空会社エア・バルティックが再び国営化されるなど、財政負担が増えている。
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