中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/2/1

ポーランド

ポーランド国家資産省、PGNiGへのロトス売却を検討

この記事の要約

ポーランドの石油・ガス採掘公社(PGNiG)が国内2位の石油会社で国営のロトスを買収する案が浮上している。現地日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ』が24日付で報じたもので、民営化が失敗したときの代案として国家資産省が […]

ポーランドの石油・ガス採掘公社(PGNiG)が国内2位の石油会社で国営のロトスを買収する案が浮上している。現地日刊紙『ジエンニック・ガゼタ・プラウナ』が24日付で報じたもので、民営化が失敗したときの代案として国家資産省が検討しているという。同省は昨年、保有するロトスの株式53%を売却する予定だったが買収提案がなく、昨秋の時点でいったん手続きを終了していた。

\

両社が合併すれば、探索・採掘事業を中心とした相乗効果が期待できる。すでにノルウェー領海における採掘事業で提携を予定している。また、ロトスが23日発表したリトアニアでのシェールオイル・ガス探索でもPGNiGと協力する方向という。

\

PGNiGは2011年1-9月期に売上高で160億ズロチ(37億ユーロ)、利益で13.2億ズロチを計上した。ロトスは同期、売上高209億ズロチ、利益5億600万ズロチを達成した。(1PLN=23.64JPY)

\