欧州復興開発銀行(EBRD)はルーマニアのリサイクルパークの建設を支援する。EBRDはこのほど、同国の持株会社グリーン・グループが建設を企画しているプロジェクトに680万ユーロを融資すると発表した。また、南東欧基金(Seef)からも1,670万ユーロの補助金を受ける。
\ルーマニアで初めてとなるリサイクルパークでは、廃プラスチック、廃電気・電子機器、使用済み蛍光灯などを再生処理する。また、スーパーマーケットなどに使用済みのペットボトルや電球、電池、プラスチック容器などを回収する特別な設備を設置し、一般の消費者が容易に利用できるようにする。リサイクルパークには4企業が参加するなど、国を挙げての大型プロジェクトになりそうだ。
\グリーン・グループは同国の化学大手ロムカーボンの子会社。ロムカーボンはこれまでリサイクル事業を単独で展開してきたが、今回のプロジェクトを通して当該事業をさらに強化していく。
\EBRDのクラウディア・ペンドレッド・ルーマニア部長は、今回のプロジェクトによって同国のリサイクル率が「EUの水準」に近づくことを期待していると述べた。
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