ポーランド中央統計局（GUS）が23日発表した財政統計によると、2011年の財政赤字は約780億ズロチ、国内総生産（GDP）比で5.1％となり、政府目標の同5.6％を下回った。累積債務残高は8,589億ズロチで、GDP比率は2010年の54.8％から56.3％に拡大した。
\堅調な経済成長や付加価値税引き上げなどを背景に税収が大幅に増加し、売上税・関税収入は前年比10.9％増の2,096億ズロチ、所得税・資産税が9.1％増の1,072億ズロチに上った。社会保険料収入も11.1％増えた。
\財務省は昨年12月に発表した新年度予算案で、今年の財政赤字比率が2.9％に大きく改善するとの見通しを示した。これに対し、経済協力開発機構（OECD）はポーランド2012年経済調査報告書の中で、地方政府の新しい歳出規定などを含めた全ての計画措置が実行されるならば、「2.9％の達成は現実性のある仕事」とコメントしている。（1PLN=25.35JPY）
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